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お正月に着たい着物とおすすめの小物コーディネート

お正月に着たい着物とおすすめの小物コーディネート

お正月は、一年の中で最も着物が街に馴染む時期です。

新年の挨拶回り、親戚との集まりなど、シーンに合わせて着物を選ぶ時間は、着物好きにとって至福のひととき。

本記事では、お正月にふさわしい着物の種類から、新年らしい華やかさを演出する小物コーディネートのコツまで、徹底解説します。


1. お正月に着る着物は「格」と「シーン」で選ぶ

お正月といっても、過ごし方は人それぞれです。まずはシーンに合わせた着物の選び方を確認しましょう。

カジュアルな外出なら「小紋」や「紬」

気心知れた友人との外出や、カジュアルな新年会であれば、堅苦しく考えすぎず「小紋(こもん)」や「紬(つむぎ)」がおすすめです。

  • 小紋: 全体に柄が入っており、華やかさがあります。お正月らしい「松竹梅」や「宝尽くし」の柄を選ぶと、カジュアルながらも季節感を演出できます。
  • 紬: 結城紬や大島紬などは、通好みの洒落着です。お正月には少し明るめの帯を合わせて、おめでたい雰囲気をプラスしましょう。

新年の挨拶回りや式典なら「付下げ」や「訪問着」

恩師への挨拶や、格式あるホテルでのパーティーなどには、**「訪問着」「付下げ」**が適しています。

  • 絵羽模様(肩から裾にかけて柄が繋がっているもの)は、写真映えも抜群です。
  • 落ち着いた色味の地色に、金彩の入った帯を合わせることで、大人の品格をアピールできます。

未婚女性なら迷わず「振袖」を

お正月は未婚女性の第一礼装である**「振袖」**を着る絶好のチャンスです。成人式以外で振袖を着る機会は意外と少ないもの。初詣に振袖姿で出かけるのは、日本の冬の風物詩ともいえる美しさがあります。


2. お正月気分を盛り上げる「吉祥文様」の取り入れ方

お正月のコーディネートで意識したいのが「吉祥文様(きっしょうもんよう)」です。

文様名意味・由来
松竹梅寒さに耐える力強さと、清廉潔白、長寿の象徴。
宝尽くし打ち出の小槌や巾着など、福を呼ぶ宝物を集めた柄。
扇(末広)先が広がっていることから、未来が広がる「末広がり」。
鶴亀「鶴は千年、亀は万年」と言われる長寿の象徴。
七宝(しっぽう)円形が連なることから、円満や繁栄を意味する。

例えば、帯留め一つに「打ち出の小槌」を取り入れるだけでも、お正月らしい遊び心が生まれます。


3. 差がつく!お正月の小物コーディネート術

着物の印象を大きく左右するのが小物使いです。お正月ならではの華やかさを演出するポイントをご紹介します。

① 帯揚げ・帯締めには「金」や「白」を効かせる

普段のコーディネートよりも、少しだけ「おめでたい色」を意識しましょう。

  • 金糸入りの帯締め: ひと筋の金が入るだけで、コーディネートがぐっと引き締まり、フォーマル感がアップします。
  • 紅白の組み合わせ: 帯揚げと帯締めで赤と白をさりげなく取り入れると、お正月らしさが際立ちます。

② 半襟(はんえり)で顔周りを明るく

お正月は、刺繍たっぷりの「刺繍半襟」に挑戦するのも素敵です。

  • 白地に金の松竹梅。
  • 淡いピンクに七宝文様。
    顔周りに白や明るい色が来ると、レフ板効果で写真写りも良くなります。

③ 防寒対策もコーディネートの一部

お正月の外出に欠かせないのが防寒です。

  • 羽織・コート: 室内でも脱がなくて良い「羽織」は、お洒落の幅を広げます。絵羽羽織ならさらに豪華に。
  • ショール: 振袖なら定番の白ファー、大人の着こなしならカシミヤやベルベットのショールが上品です。
  • 手袋・足袋インナー: 指先の冷え対策として、レースの手袋や、二重になった足袋インナーを活用しましょう。

4. 初心者でも安心!お正月着物の着付けポイント

せっかくの着物姿も、着崩れてしまっては台無しです。特にお正月は移動や人混みが多いため、以下の点に注意しましょう。

  • 補正をしっかり行う: お正月は「食べる」機会が多いもの。腰回りの補正をしっかりしておくことで、紐の食い込みを防ぎ、たくさん食べても苦しくなりにくいです。
  • 裾(すそ)は少し短めに: 階段を登る際、裾を踏んでしまうことがあります。普段より数ミリ短めに着付けると、歩きやすくなります。
  • 着崩れ防止の便利グッズ: 「コーリンベルト」や「ウエストベルト」を活用して、長時間綺麗な形をキープしましょう。

5. 【2025年最新】お正月着物のトレンドカラー

2025年のお正月、注目したいトレンドは「ニュアンスカラー」と「古典の融合」です。

  • くすみパステル: グレージュやセージグリーン、くすんだピンクなど、肌馴染みの良い色合いが人気です。
  • ワントーンコーデ: 着物と帯を同系色でまとめ、帯締めだけをアクセントカラーにするスタイルが現代的でお洒落です。
  • モダンな柄行: 伝統的な柄を大きくデフォルメしたデザインや、ジオメトリック(幾何学)模様を取り入れた着物も、個性を出したい方におすすめです。

6. お正月に着たい着物とコーディネートまとめ

お正月に着物を着ることは、自分自身の気持ちを引き締めるだけでなく、周囲の人々にも「お正月らしさ」という喜びを与えることができます。

完璧なルールに縛られる必要はありません。ぜひ、あなたらしい一着で、素晴らしい新年を迎えてください。

(記事制作者:廣田 )

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